応募した案件から、ようやく返信が来た。
「記事チェック」案件。報酬600円。
お、来た。ついに初案件か。
……と喜んだのも束の間、メッセージを読んで、手が止まった。
「仮払い完了後、チャットワークに移行します」
え?これって、大丈夫なやつか?
■AIに相談してみた
すぐにAIアシスタントにPCの画面をスクショし画像を送った。
「これって怪しい?」
AIの最初の反応は明快だった。
「断定はできませんが、かなり怪しいです」
うーん、怪しいのかー。
言われたポイントはこんな感じ。
・クラウドワークス外への誘導
・Googleフォーム入力
・本名、電話番号の入力
確かに、言われてみれば怖い。
■でも、マニュアルが本物すぎる
ただ、いくつか気になることもあった。
添付されていたマニュアルを開くと、
……ちゃんとしている。
説明動画を見てみると、
……ちゃんとしている。
チェック項目も細かい。
逆に、本物っぽい。
判断が分からなくなってきた。
「これ、本当に詐欺なのか?マニュアルを見てくれる?」
と、追加で画面のスクショ5枚をAIに送る。
返ってきた答え。
「マニュアルは本物です。正規の業務である可能性が高い」
「ただし、個人情報を渡すリスクは残ります」
どっちやねん。
AIと、ああでもない、こうでもない、とやっていると
気づけば、30分以上経っていた。
■規約は違反なのか問題
途中で、別の疑問も出てきた。
そもそも、チャットワーク移行って規約違反なのか?
「本当に規約違反になるか確認してほしい」
AIがWeb検索を開始した。
結論は、微妙だった。
「結論:グレーゾーンです。」
契約後なら問題ないケースもあるらしい。
ただ、外部で個人情報を渡すのはやっぱり怖い。
完全アウトとも言い切れない。
でも、安心もできない。
いちばん困るやつだった。
■600円でやる量じゃない
さらに気になったのは作業量。
説明動画。
大量のチェック項目。
細かい確認作業。
だんだん思えてきた。
「これ、600円でやる内容か?」
AIにも聞いてみた。
返事は即答だった。
「その判断は完全に正しいです。時給換算で300〜500円程度になる可能性が高いです」
……ですよね、、
■結局、辞退した
最後まで少し悩んだ。
ちゃんとした案件かもしれない。
でも、個人情報を渡すのは怖い。
何より、作業量に対して報酬が軽すぎた。
結局、辞退することにした。
送ったメッセージはシンプル。
「誠に恐れ入りますが、今回は辞退させていただきます。
お忙しい中ご対応いただき、ありがとうございました。」
シンプルに、丁寧に。
送信完了。
■ AIで稼ぐ前に
今回、AIと一緒にかなり悩んだ。
一人だったら、たぶん判断できなかったと思う。
「実績作りだから」
「最初はこんなものか」
そう思って、普通に進めていたかもしれない。
AIで稼ごうとしているのに、今はAIに助けられている。
なんだか変な感じだ。
でも、とりあえず今回は無事に?撤退。
これが、今の私の現実だ。
怪しい案件との戦いは、まだ続きそうである。

