AIで稼ぐと言いながら、最初の一歩はかなり地味だった件

前回、「AIを使って新しい形で稼いでいく」と、

なかなか威勢のいいことを書いた。

読んでくれた方の中には、

「おっ、いきなり何か面白いことが始まるのか」

と期待してくれた方もいるかもしれない。

申し訳ない。最初の一手は、わりと地味だった。

考えてみれば当たり前の話で、

AIを使いこなすにも、何かしらの「軸」がいる。

何を作るか、何を売るか、何を発信するか——

そのベースがないまま「AIで稼ぐ!」と叫んでも、

ただの掛け声で終わる。

それならまず、現実的なところから動いてみよう。

そう思って登録したのが、クラウドワークスだ。

要するに「仕事を受注できるプラットフォーム」なのだが、

登録すれば仕事が舞い込んでくる、などという甘い話はない。

これは後でわかる。

恥ずかしながら、登録前は「まあ、最低賃金みたいなものは、当然ある」と思っていた。

……なかった。

普通になかった。

1件110円、なんて案件もある。

7つのSNSに同じ動画を投稿して110円だ。

時給換算したら、たぶん笑えない数字になる。

「副業で稼ぐ」の現実を、登録初日から叩き込まれた気分だった。

案件を探していると、他のワーカーのプロフィールが目に入る。

Word・Excel・PowerPointはもはや当たり前。

Canva・Notion・Note・HTML・JavaScript・Python、

動画編集、SEOブログ、YouTube・TikTok・Instagram運用……。

資格も負けていない。簿記2級、FP1級、社労士など、そうそうたる顔ぶれだ。

私が見ると、正直「これ、同じ土俵に上がっていいのか」という気持ちになる。

履歴書の写し間違いじゃないかと疑いたくなるレベルだ(たぶん本物だけど)。

登録したら次は案件を探すわけだが、これがなかなか骨が折れる。

条件が合わない、スキルが足りない、面接あり(苦手)——

次々と弾かれていく感覚。

延々とスクロールしながら探し続けるのは、体力より精神力を削られる作業だ。

ここで私は考えた。

**「そうだ、AIに手伝ってもらおう」**と。

案件一覧を眺めているうちに、だんだん頭が疲れてきた。

「これは応募できるのか?」

「怪しくないのか?」

「自分でもできそうか?」

もう、自分一人では判断しきれない。

そこで私は、募集一覧をスクショしてAIに貼り始めた。

「これどう思う?」。

するとAIは、

「これは初心者には厳しそうです」

「こちらのほうが現実的かもしれません」

などと、意外なほど冷静に返してくる。

56歳の元会社員が、AIに仕事探しを相談している。

数年前の自分なら、たぶん想像もできなかったと思う。

華やかではないけれど、確かにAIと一緒に動いている。

「AIで稼ぐ」の前段階として、「AIと一緒に考える」ことから始まった——

これはこれで、悪くないスタートだと思っている。

AIとの作戦会議を経て、いくつかの案件に応募した。応募画面はこんな感じだ。

(※画像挿入予定:応募画面スクショ・個人情報マスク済み)

まだ結果は出ていない。

収入の、もちろんゼロだ。

でも、退職してから初めて

「止まったままではない」と感じている。

次回は、応募してみてどうなったか——をお伝えできればと思う。

(うまくいけばの話だが。)